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<新編>ぼくは12歳

新編 ぼくは12歳新編 ぼくは12歳
(1985/12)
岡 真史

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鳥肌が立った。
何度も何度もその詩を見直し、
また、鳥肌が立った。

横書きだと伝わりにくいと思うが書く。

「ぼくはしなない」

ぼくは
しぬかもしれない
でもぼくはしねない
いやしなないんだ
ぼくだけは
ぜったいにしなない
なぜならば
ぼくは

・   ・  ・  ・ ・  ・  ・  ・ ・ 
じぶんじしんだから

今年一月下旬、偶然youtubeにて見つけた。
1975年、NHKの番組の中でこの詩は詠まれていた。
アナウンサーの金属的な声は一層、俺の内部に響き、
衝撃で暫し、フリーズ。
背筋に冷たく、ぞくぞくしたものが走る。
出た、 天才。

早速、amazonにて購入。
言葉や文章で衝撃を受けるのは久しぶりだ。

彼の詩66、小中学校時代の作文などが14
両親のあとがき、そこに寄せられた、読者との手紙のやりとりなどを載せた内容。

衝撃を受けた詩、以外にも予想通り、心打つ詩が多数あり。
母親の岡さんと、読者佐々木さんとの手紙のやり取りは、涙で読み進むのが困難だ。
滂沱のごとき涙のせいで、首元がかゆくなるくらい、泣いた。

先日、NHKにて父親の高氏が太田光氏と対談している番組を見た。
そこで、真史君が書いた直筆の文も一部映像に納まる。
あの、「ぼくはしなない」はノートの裏表紙に斜めに書いてあった。

幼い、可愛らしいい文字。
改行や最後の文章に降ってある点。
そのままだ、なんて、生々しいのだろう。

最近、芥川の小説を読み返したりして
よく「夭折の天才」という言葉が出る。
何故にみな、短命なのだ。

この岡 真史にしてもそうだ。

最近同じカテゴリーで「二十歳の原点」を読んだ。
両方、ともに重い。

読めて良かった。

2008-2/1読了

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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